インターネットにあるファイルを手元のパソコンに取り込むことをダウンロードといいます。
お使いのブラウザーは何でしょうか。ブラウザーによって、ダウンロードの操作が少し異なります。ここでは、Windows 10標準のエッジとGoogle社のクロームを例に説明しています。次の順序で説明しています。興味のある項目をクリックしてご覧ください。
Microsoft
Windows 10のパソコンでは標準のブラウザーがエッジです。インストールをしなくても、最初からWindows 10パソコンに入っています。
エッジ(Microsoft Edge)ブラウザーでダウンロードボタンやダウンロードリンクが作り込んであるWebページを開いてみましょう。
図1 ブラウザーのエッジでのダウンロード
図1の赤枠で囲んだ部分がダウンロードボタンです。クリックすると次のような画面が開きます。(Webページによっては利用条件に同意するなどの手順を経る必要がありますが。)
図2 ダウンロードウィンドウが開く
① 「開く」をクリックするとダウンロードはせず、ファイルを開きます。(拡張子で決まる既定のアプリで開きます)
② 「名前を付けて保存」をクリックするとエクスプローラが開き、ファイル名を付けて、保存場所を指定して保存できます。
「名前を付けて保存」の右にある∨ボタンをクリックすると「保存」ボタンが表示され、予め設定してあるフォルダにダウンロードされます。(デフォルトではダウンロードフォルダに保存されます)
● 「保存」をクリックしたときに保存するフォルダーを設定するには、エッジを開いて次のように操作します。
①横3点(設定など)ボタンをクリックします。
図3 ダウンロードするフォルダーを設定する(1)
② 開いたウィンドウで「設定」をクリックする
図4 ダウンロードするフォルダーを設定する(2)
③ 横3本棒ボタンをクリックします
このボタンはウインドウ幅が狭いときに図4のように表示されます。幅が広いと図5の画面になります。
図5 ダウンロードするフォルダーを設定する(3)
④ 「ダウンロード」をクリックします
図6 ダウンロードするフォルダーを設定する(4)
例えば、②の右端の∨をクリックして表示する「保存」ボタンをクリックしたときに「ドキュメント」フォルダーに保存するには次のようにします。
⑤「変更」をクリックします。
図7 ダウンロードするフォルダーを設定する(5)
⑥ 左ペインで「ドキュメント」をクリックします
⑦ 「フォルダーの選択」をクリックします
これで「保存」ボタンをクリックするとファイルはドキュメントフォルダーに保存されます。
クロームというブラウザーは、Googleサイトからダウンロードしてパソコンにインストールします。Googleの各種のアプリを使う方、Androidスマホを使う方などに相性の良いブラウザーです。
クローム(Google Chrome)を初期設定のまま使うと、ダウンロードしたファイルはダウンロードフォルダーに保存されます。Webページのダウンロード・リンク①をクリックすると、しばらくして画面の左下に②のようなウィンドウが表示され、右端のΛをクリックするとメニューが表示されます。
図10 クロム(デフォルト)でのダウンロード
「開く」をクリックするとダウンロードしたファイルが開きます。
「フォルダを開く」をクリックするとダウンロードしたファイルが保存されたフォルダーが開きます(図11)。
※ クロームの設定を変えていない(初期設定のまま)なら、図11のようにダウンロードフォルダーが開きます。
図11 フォルダーを開く(ダウンロードフォルダー)
クロームの初期設定ではファイルをダウンロードしたらとりあえずダウンロードフォルダーに保存するようになっています。
ファイルによっては、ドキュメントフォルダーに作成した〇〇〇フォルダーに入れたいことがあります。その場合は、ダウンロードフォルダに入ったファイルを切り取って(Ctrl+X)、〇〇〇フォルダーを開いて貼り付け(Ctrl+V)などの操作をします。
ダウンロードした ファイルは:
◎ クロームの初期設定ではダウンロードフォルダーに保存されます。
とにかくダウンロードしてみて、必要なファイルなら目的別のフォルダーに移動する使い方には便利です。圧縮ファイルや実行ファイルをダウンロードすることが多いときは、ダウンロードフォルダーに残った、不要になったファイルを一括して削除できるなど便利なこともあります。
しかし、写真や文書ファイルをダウンロードするときは目的別のフォルダーに保存できると便利です。
● ダウンロードフォルダー以外の決まったフォルダーに保存する
あるいは、
● ダウンロードごとに保存フォルダーを指定できるようにする
には次のようにします。
クロームの画面の右上端の縦三点(図12の赤丸)をクリックします。
画面が開いたら「設定」をクリックします。
設定画面が開いたら下へ少しスクロールして「詳細設定」をクリックします。
ダウンロードフォルダとは違うフォルダに、常にダウンロードしたいときは①「変更」をクリックします。または、
ダウンロードするごとに保存するフォルダーを指定するには②のスイッチをオンにします。
① ダウンロードしたファイルを保存するフォルダーを変更したいときは、図15の①をクリックします。
図16が開くので、例えば左ペインでピクチャフォルダーを選び、「フォルダーを選択」をクリックすると変更できます。
②ダウンロードしたファイルを保存するとき、フォルダーを都度選ぶようにするには、図15の②のスイッチをオンにします(図17)
ファイルをダウンロードすると「名前を付けて保存」画面が表示され保存場所を選択し、名前を付けて保存できます。
※ 名前を付けて保存画面の初期フォルダーは図15の①で設定したフォルダーになります。
エッジを使ってプログラムをインストールしてみましょう。エッジを使ってダウンロードするとき、初期設定では「保存」ボタンをクリックすればダウンロードフォルダーにダウンロードされます。
例としてAcrobat Reader DCというプログラムをダウンロードしてみます。このプログラムはPDFファイルを開いたり、注釈を書き込んだり、Document CloudにアップロードしてスマホとPDFファイルを共有するなど、使い道が多いプログラムです。
※ パソコンにAcrobat Reader DCがすでにインストールされている場合でも、ブラウザーの動作を確かめるためにインストールの直前までこの記事に沿って進めてみましょう。
Google検索で“Acrobat Reader DC”を検索すると次のリンクが見つかります。
Adobe Acrobat Reader DC インストール (すべてのバージョン)
クリックすると次のようなページが開きます。
図18 ダウンロード設定画面
① 手順1の右端にある▼をクリックして、パソコンに入っている基本ソフトを選びます。多くの場合、Windows 10です。
② 手順2の右端にある▼をクリックして、Japaneseを選びます。
③ 手順3の右端にある▼をクリックして選びます。(選択肢は1つしか表示されません。)
④ のチェックを外します。
プログラムをインストールすることに便乗して、他のソフトもダウンロードさせられることがあります。あらかじめチェックが入っている項目は、よく読んで必要がなければチェックを外しておきましょう。
⑤ 「Acrobat Readerをダウンロード」をクリックすると次のような画面を表示します(図2の一部と同じ)。
図19 ダウンロードの実行
「開く」をクリックするとプログラムが実行されます。
図20 ダウンロード中のタスクバー
タスクバーにAcrobatのアイコンが表示され点滅しているはずです。クリックしてみます。
図21 インストールの進行具合
インストールが完了すると次のような画面が表示されます。
図22 インストールの完了
この画面にもチェックが入っています。「終了」をクリックした後でプログラムを開くかどうかを聞いています。プログラムを立ち上げてさっそくAcrobat Reader DCを使ってみるなら、チェックを入れたままにします。
図23 Acrobat Reader DCの紹介
Acrobat Reader DCを初めて使う人に向けて紹介ツアーの開始ボタンがあります。その下に、Google Chrome機能拡張をインストールするかどうかのチェックがあります。機能拡張に詳しくないならチェックを外しておきましょう。
Acrobat Reader DCでPDFファイルを開いて、Document CloudにアップロードするとスマホやタブレットでそのPDFファイルを参照できます。逆に、スマホにAdobe Scanというアプリで気になる記事などを取り込んでおけば、後でパソコンでその記事を読むことができます。このように、Acrobat Reader DCはパソコンとスマホを連携して利用できる便利なプログラムです。詳細は下のボタンをクリックしてください。
インターネットからダウンロードするファイルが圧縮されている場合があります。たとえば、Googleドライブから複数のファイルをダウンロードしようとすると1個の圧縮ファイルとしてダウンロードされます。ここではダウンロードフォルダーにダウンロードし、続いて解凍して希望のフォルダーに保存する手順をみてみます。
※ ここではクロームで操作しています。
図24 Googleドライブから3枚の写真を選択しダウンロードする
Googleドライブにある3枚の写真(図24の真ん中の3枚)を選択し、選択した写真の上で右クリックして表示されるメニューの「ダウンロード」をクリックします。
図25 画面右下の「圧縮中」の表示
画面右下に上の図のように表示され、3枚の写真が1つのファイルに圧縮されます。
図26 ダウンロード完了時の画面左下の表示
ダウンロードが完了したら、画面左下にファイル名が表示されます。その右にあるVをクリックし、「フォルダを開く」をクリックします。
※ ファイル名の末尾が....zipと表示されています。これが圧縮ファイルの拡張子です。
※ 慣れれば点線で囲んだ「開く」をクリックすると圧縮ファイルが開きます。
図26 ダウンロードフォルダー
ダウンロードフォルダが開開き、圧縮ファイルが保存されています。ファイルのアイコン部分をダブルクリックすると圧縮ファイルが開きます。
図27 「すべて展開」をクリックする
圧縮ファイルから3枚の写真ファイルを取り出す(解凍する)ために「すべて展開」をクリックします。次の画面が開きます。
図28 フォルダーを選択する
圧縮ファイルから解凍して取り出したファイルを保存するフォルダーを選択し、「フォルダーの選択」をクリックします。
※ フォルダーを開いて「フォルダーの選択」をクリックしないように注意します。
図29 「展開」をクリックする
写真を保存したいフォルダーが指定されていることを確認して「展開」をクリックします。これでGoogleドライブから3枚の写真をパソコンのフォルダーにダウンロードできました。
※ フォルダーの指定を変更するには「展開」をクリックします。