(1)ケータイの名義人
スマホを契約しようとする人と、ケータイの名義人が同一であることが必要です。もし、ケータイがご主人名義になっているが、今回購入するスマホはご自分名義にしたいときは名義書換手続きが必要です。
(2)MNP予約番号を受け取る
移転元と移転先の事業者がMNPワンストップ方式に対応しているなら、MNP予約番号は必要なくなりました。MNP番号を受け取ることなく、移転先だけでの手続きで電話番号を引き継げます。(対応事業者一覧)ただし、移転元での処理がいろいろと面倒で、結局、購入手続きをキャンセルし従来のMNPツーストップ方式で再申し込みをした経験があります。
移転元と移転先のどちらかの事業者がMNPワンストップに対応していないなら、ケータイやスマホの電話番号を引き継ぐため、ショップに行って「MNP予約番号」を発行してもらいます。使用中のケータイのメニューから操作して音声でMNP予約番号を聞き取ることもできます。
「MNP予約番号」をショップで受け取り、スマホの購入手続きでその番号を使用するとケータイが自動的に解約されます。
MNP予約番号は発行してもらった日から2週間経過すると無効になり、それ以降はケータイを今まで通り使えます。必要になった時点で再発行してもらえます。
OCNモバイルONEでの購入手続きにおいて「MNP予約番号の残日数」が12日以上であることが必要です。1日に手続きする場合には有効期限が13日である必要があり、前日にMNP予約番号を取得する必要があります。IIJは7日以上です。
(3)クレジットカードと身分証明書
格安スマホの利用料や通話料はクレジットカードで支払います。手続きのため、クレジット番号を用意します。また、運転免許証や運転経歴証明書などの本人確認の書類が必要です。マイナンバーカードも使えます。格安SIM会社によって要求される確認書類が異なることがあります。
(4)Gメールアドレスの取得
Gメールのメールアドレスとパスワードを取得しておきます。
ある格安SIM会社の開通手続きの途中で、登録したGメールアドレスに届くコードが必要になります。別の格安SIM会社の手続きではGメールが必要とされません。
購入手続き中でGメールアドレスが必要でなくても、Androidスマホを使うには必ずGメールアドレスが必要です。Androidというのは、スマホを動かしている基本ソフトの名前です。AndroidはGoogle社の製品ですのでGoogleアカウントが必要です。GoogleアカウントIDには、通常Gメールアドレスを使います。Gメールアドレス以外のメールアドレスを使うことはできますが、その場合はGoogleドライブなどを利用できません。Gメールアドレスとパスワードは大切に保管しておきましょう。
(5)連絡先データ
■ らくらくホンなどをお持ちのとき
スマホ固有の連絡先データをGoogle連絡先にコピーしておきます。手順の例は ここ を参照ください。
■ ケータイをお持ちのとき
ケータイの連絡帳をmicroSDカードに書出して(エクスポートして)おきましょう。MNP予約番号をもらいにショップへ行ったときに頼めばやってくれるはずです。
microSDカードをケータイに装着してない場合やインターネット接続を契約していないと連絡帳データを取り出せません。スマホを購入した後で、ケータイの電話帳を見ながら手入力することになります。
ショップでmicroSDカードに書き出してもらったときは、どのフォルダーに書き出したかを聞いておくと後で楽です。
スマホの連絡帳が、機種によってはmicroSDカードにしか書き出せないものがあります。古いスマホの契約が切れる前にエクスポートした連絡帳ファイルをパソコンなどに移しておく方が無難です。
■ ケータイをお持ちでないとき
Google連絡先アプリに住所録を予め作成しておきましょう。
(6)写真
ケータイにたまっている写真のうちスマホに移したいものもSDカードにコピーしておきましょう。
(8)ケータイメール(キャリアメール)
ケータイのメール(キャリアメール)は、スマホでは一般に継続して使えません。スマホではパソコンで使うメールアドレスがそのまま使えます。ケータイメールアドレスで連絡を取り合っていた人にはスマホで使うことになるGメールなどのメールアドレスを伝えましょう。