CPU、メモリー、貯蔵庫の3つはパソコンの3大要素です。CPUは、パソコンの働きを一手に担う作業者に当たります。メモリーは作業机です。貯蔵庫にはプログラムやデータが保管してあります。
作業者(CPU)は、貯蔵庫から必要なプログラムやデータを取り出してきて、作業机(メモリー)に広げ、プログラムで指示された作業をします。手早く片付ける作業者ほど優秀、つまり性能の良いパソコンです。作業机が広い方が作業がはかどるでしょう。作業が終われば、プログラムは自動的に仕舞われますが、データは、ユーザーが❝どの貯蔵庫❞に❝何という名前❞で保存するか、を指示しなくてはなりません。
貯蔵庫には様々のタイプがあります。「ローカルディスクC」はどのパソコンにも必ずあります。なかには、ローカルディスクDのあるパソコンもあります。Windows 10のパソコンではエクスプローラを開くと左ペインに、普通はOneDriveが表示されます。
SDカードやUSBメモリは、それらを装着するとエクスプローラに表示します。
貯蔵庫内を表示するアプリはエクスプローラです。「以前作ったファイルを見つける」ときは、まず、エクスプローラを立ち上げます。
左の図は、そのエクスプローラの左ペインの部分です。この画面(ペイン)で貯蔵庫を探します。
一番上の「クイックアクセス」は、速やかにフォルダーにアクセスするための「便利機能」です。
その下のOneDriveとPCが貯蔵庫です。このPCにはローカルディスクCとローカルディスクDがあります。
作ったものを保存するとき、「名前を付けて保存」で「参照」をクリックします。そして、保存するフォルダーを選び、思い出しやすい名前を付けて保存しましょう。
よく、名前だけを入力して、そのまま「保存」ボタンをクリックしてしまう方を見かけます。必ず、どの貯蔵庫の、どのフォルダーに保存するか、意識しましょう。
フォルダー階層の上位の方からたどってファイルを探せるようになりましょう。
左の画像のPCドライブの下位に、ダウンロード、デスクトップ、ドキュメント、...とフォルダーが並んでいます。PCドライブには、これらのサブフォルダーが予め備え付けてあります。OneDriveにもドキュメントと画像フォルダーがあります。これらを利用して、整然としたフォルダー構造を作っておくとファイルを探し出すのが容易です。
とはいっても、たくさんのフォルダーの中から選んだり、階層が深いフォルダーにしばしばアクセスするのは大変です。そのようなときには、クイックアクセスに登録しておきましょう。
ファイルを操作するとクイックアクセスに自動的に登録されます。フォルダーを自分でクイックアクセスに登録することもできます。
エクスプローラを開くと、最初にはクイックアクセスの「よく使用するフォルダー」や「最近使用したファイル」が表示されます。