書きとめておきたい操作手順を、次のようにして書いていきます。ここでは、ワードで作る場合の手順を書いています。
(1)先頭行にカーソルを置きます
(2)フォントを、MS P明朝 12ポイントとします
(3)❝タイトル❞を書きます
(4)❝タイトル❞行にカーソルを置き「段落番号1.2.3」を選択
(5)❝タイトル❞行の末尾で「Enter」キーを押す
(6)「BS」キーを押し、2番目の段落番号を消す
(7)❝説明❞を入力する
(8)❝説明❞の末尾にカーソルを置き、「Enter」キーを押す
(9)「段落番号①②③」を選択する
(10)❝手順❞を入力し、「Enter」キーを押す(繰り返す)
(11)❝手順❞の最後で「Enter」キーを押し「BS」キーを押す
(12)1行あけるため、「Enter」キーを押す
(13)「すべての書式をクリア」ボタンを押しておく。
※(13)の行は、次に書く操作手順の❝タイトル❞の行にあたります。したがって、次の操作手順は(3)から書き始めます。
図2-1 画像を添えて分かりやすくした例
パソコン画面の一部を切り取ってワードに貼り込むには「切り取り&スケッチ」や「Snipping Tool」を使います。
2-1 切り取り&スケッチの使い方
「切り取り&スケッチ」はWindows 10のバージョン1809以降で使えるようになりました。タスクバーにアイコンをピン留めしていない場合は次の様にします。
これで、タスクバーに「切り取り&スケッチ」のアイコンが現れます。
「切り取り&スケッチ」のアイコンをクリックすると次のような画面が開きます。
「新規」の右にあるVをクリックします。
「今すぐ切り取り」をクリックします。
上の画像は「新規」の右のVをクリックして表示されるメニューも含まれています。実際にやってみると分かりますが、メニューを表示させて画面を取り込もうと「今すぐ切り取り」をクリックするとメニューが閉じてしまいます。メニューも含めて取り込むときは、「3秒後に切り取り」か「10秒後に切り取り」を選択し、その時間内でVボタンをクリックしメニューを表示させます。
カーソルが十字になるので、画面の切り取りたい部分の左上をクリックしマウスボタンを押さえたまま対角線上にドラッグして切り取ります。
マウスボタンを離すと次の画面の様に切り取った画像が標示されます。
切り取った画像をファイルとして保存するには、上の画像に赤丸で示す「保存」をクリックします。表示された画面でファイル名と保存場所を指定して「保存」をクリックします。
ここまではSnipping Toolの機能と同じですが、「切り取り&スケッチ」では切り取った画像にボールペン、鉛筆、それに蛍光ペンで書き込めます。また、取り込んだ画像をさらにトリミングできます。詳しい説明がインターネットにあるので、Google検索などで「切り取り&スケッチ」を検索して調べてみましょう。
2-2 Snipping Toolの使い方
Snipping ToolはWindowsパソコンに標準で入っています。タスクバーやスタートメニューのタイルにそのアイコンがないないなら、次の様にしてピン留めしておきましょう。
スタートメニューにできたタイルやタスクバーにできたアイコンを使いやすい場所にドラッグしておきましょう。
(1)Snipping Toolを使ってみる
Snipping Toolを立ち上げ、「新規作成」ボタンの右にある小さな▼印をクリックすると、次のような画面が表示されます。
図2-2 取込み範囲の形状の選択
通常は「四角形の領域切り取り」を選んでおきます。
画面の一部を切り取るには次のようにします。
① 「新規作成」をクリックする
② 画面の明るさが幾分暗くなり、マウスカーソルが+になる
③ 切り取りたい部分をマウスをドラッグして囲む
④ マウスボタンを離すと取り込んだ画像が表示される
⑤ 「ファイル」タブをクリックする
⑥ 「名前を付けて保存」をクリックする
⑦ 保存場所を選びファイル名を付けて「保存」をクリック
手順④でパソコンのクリップボードに画像が保存されています。この時点でワードに戻って画像を添えたい部分にカーソルを置きマウスの右クリックで「貼り付け」を選べば画像を挿入できます。しかし、このセクションでは「覚えられない!」を克服しようとしていますので、手順⑤以降をあえてたどりファイルに保存することをお勧めします。(クリップボードからワードに貼り付ける習慣が根付いている方ほど「見つからない」「覚えられない」傾向が強いように思います。)
(2)「遅延」の設定
プルダウンメニューを撮りたいとき、Snipping Toolの「新規作成」ボタンをクリックすると、肝心のメニューが引っ込んでしまうことがあります。そのようなときは「遅延」で時間を設定できます。この時間は「新規作成」ボタンをクリックしてから“画面の明るさが幾分暗くなる”までの時間です。
図2-3 遅延時間の設定
「新規作成」を遅延させて撮影するには次のようにします。
① Snipping Toolを立ち上げ、「遅延」をクリック
② 遅延時間を5に設定
③ 「新規作成」をクリック
④ 急いでプルダウンメニューなどを表示する操作をする
⑤ 後は(2)の②項以降の操作と同じ
操作手順を書いたら、早いうちに「名前を付けて保存」しましょう。たとえば、ドキュメントフォルダーにサークル名のフォルダーがあれば、その中に「パソコンを使いやすくする」というフォルダを作って開きます。そのなかに、「パソコンを使いやすくする.docx」というファイル名で保存しましょう。ここではドキュメントフォルダーに「ぱそこんのぱ」という名前のフォルダーを作り「パソコンを使いやすくする.docx」というファイル名で保存します。
その後も、入力に一区切りついたら「上書き保存」をするように心がけましょう。パソコンは、調子が悪くなることもたまに起こります。
「パソコンを使いやすくする」というフォルダーのアイコンの上で右クリックして「クイックアクセスにピン留め」しておくと便利です。
頻繁に同じファイルを開くときは、エクスプローラを立ち上げた直後の画面で「最近使用したファイル」の一覧から開くのが便利です。
パソコンサークルで教わったり、ホームページで見つけた操作手順などを、どんどん集めてみましょう。ルールを忘れずに書きましょう。
☆ パソコンを使いやすくする
● 単語登録
● 単語登録のバックアップ
● クイックアクセスにピン留め
☆ ワードの便利技
● クイックアクセスツールバーに登録する
● ワードに別のワードファイルを読み込む
● 差し込み文書を作る
☆ エクセルの便利技
● セルに分数を入力する
● セルにハイパーリンクを設定する
● ファイルにパスワードを設定する
☆ メールを使いこなす
● メールアドレスを連絡帳に登録する
● 特定のメールをフォルダーに仕分けする
● 添付ファイルを保存する
☆ エッジを使いこなす
● お気に入りバーに登録する
● ダウンロード時に「名前を付けて保存」する
● WebページをPDFに書き出す
☆ 自分のパソコンを知る
● CPUの速度を知る
● メモリのサイズを知る
● 貯蔵庫の種類と大きさを知る
他のワードファイルやWebページから操作手順をコピー&ペースト(コピーして貼り付け)することがあります。このとき、コピー元の書式も含めて貼り付けてしまうと、「パソコンを使いやすくする.docx」の書式が乱れてしまいます。
貼り付けるときに、「貼り付け」ボタンの下の小さな▼印をクリくして「貼り付けのオプション」を表示し、A(下の図の赤丸)を選びます。こうすると、文字情報(テキスト)だけが貼り付き、書式は貼り付け先に揃います。