エクスプローラは、パソコンの中を見て回るアプリです。このアプリがないと、パソコンは何もできないといっていいほど、よく使うアプリです。(それに対して、インターネットを見て回るアプリがエッジ(Edge)やInternet Explorer(IE)、それにChromeなどのブラウザーと呼ばれるアプリです。)
インターネットエクスプローラ(IE)という語感は、エクスプローラと混同しがちですが別物です。IEはインターネット上を、エクスプローラはパソコン上を見て回るソフトです。
タスクバーにあるエクスプローラアイコンをクリックして立ち上げてみましょう。そんなことはないはずですが、もし、タスクバーにアイコンがないときは、スタートボタンをクリックして開く「すべてのアプリ」のWのところにあるWindowsシステムツールの中にあります。タスクバーにピン留めしておきましょう。
エクスプローラを立ち上げると、ワードやエクセルと同じようにウインドウの上部にメニューが表示されます。まず最初に、「表示」タブをクリックし右端の「オプション」をクリックして、表示方法を設定しておきましょう。
開いた画面で「全般」タブの画面の上の方にある「エクスプローラで開く:」のグレーの四角の右端にあるVをクリックすると「クイックアクセス」と「PC」を選択できます。
◆「クイックアクセス」を選択しOKをクリックすると、エクスプローラを立ち上げたときに、普段よく使うフォルダーや直前に使用したファイルに素早くアクセスできます。
図a エクスプローラで開く: クイックアクセスモード
◆「PC」を選択しOKをクリックしておくと、エクスプローラを立ち上げたとき、パソコンを使い始めて永い人にはなじみ深い表示画面で開きます。この画面で、左ペインのクイックアクセスをクリックすれば図aを表示します。
図b エクスプローラで開く: PCモード
エクスプローラの画面の姿、つまり、どのペインを表示するかを設定します。「表示」タブの「ペイン」グループの「ナビゲーションウィンドウ」ボタンをクリックすると、次のようなメニューが表示されます。
メニューの「ナビゲーションウィンドウ」にチェックを入れておくとエクスプローラを開いたときに画面左に「ナビゲーションウィンドウ」が表示されます。このサイトでは「ナビゲーションウィンドウ」を“エクスプローラの左ペイン”と記述しています。
ペイングループには、「プレビューウィンドウ」や「詳細ウィンドウ」を表示するかどうかのボタンもあります。必要に応じて使いましょう。
「表示」タブの「レイアウト」グループのボタンをクリックして、フォルダーやファイルをアイコン形式で表示するか、一覧形式で表示するかを設定できます。
エクスプローラ画面の右下には次のようなボタンが表示されています。クリックしてみると、左のボタンが「レイアウト」グループの「詳細」ボタンに、右のボタンが「大アイコン」ボタンと対応していることがわかります。
フォルダーやファイルの表示の仕方は、「表示」タブをクリックし「表示/非表示」グループで設定できます。
◆ ファイル名拡張子
チェックしておくと、ファイル名に拡張子を表示します。普段、表示させておきファイルの形式にも興味を持つように心がけましょう。
◆ 隠しファイル
チェックすると、通常の使用では必要がないファイル(隠しファイル)も表示します。通常はチェックを外しておきます。
ちょっと待った!
人に見られたら困るから「隠す」と思っていませんか?パソコンには私たちが扱うフォルダーやファイルの他に、パソコンを正常に使えるように守っているフォルダーやファイルがあります。これらを、間違って消してしまわないように、そして、不必要な項目を見えなくして分かりやすくするために「隠す」仕組みです。
次のように操作してみると、隠しファイルを見ることができます。左ペインのPCをクリックして下に展開し、「ローカルディスク(C)」をクリックして右ペインに表示させます。このチェックボックスにチェックを入れると、隠しファイルが入ったフォルダーが薄い表示で現れます。
「表示」タブの「表示/非表示」グループの「選択した項目を表示しない」をクリックして、私たちが作るフォルダーやファイルを非表示にできます。
◆ 項目チェックボックス
チェックしておくと、フォルダーやファイルにマウスカーソルを近づけるとチェックボックスを表示します。チェックを入れると項目を選択できます。複数の項目の選択にShiftキーやCtrlキーを併用しなくてよいので便利です。
「ナビゲーションウィンドウ」の一番上には「クイックアクセス」が表示されます。この部分に表示されるフォルダーは、「表示」タブをクリックし右端の「オプション」をクリックして開く「フォルダーオプション」ダイアログボックスで設定します。
さらに、フォルダーの上で右クリックして「クイック アクセスにピン留め」をクリックして、表示させることもできます。ドキュメントフォルダーの中の深い階層のフォルダーを使って作業中のときにはピン留めしておくと便利です。
検索文字入力ボックス(下図の赤枠)をクリックすると「検索」タブが表示されます。ファイルの「更新日」やドキュメントやピクチャなどの分類を指定してフォルダーやファイルを検索できます。
ファイルに入力した文字列を検索するには、タスクバーのスタートボタンの右のCortana(入力ボックスあるいは〇または🔍のアイコン)を使います。