パソコンは、通常、壁の100Vのコンセントに電源コードをつないで使います。ノートパソコンには電池が装着してあって、電源コードを外しておいても数時間はパソコンを使えます。
パソコンの“電源が入らない”とき、次の点を確認しましょう。
◆ 壁の100Vのコンセントから電源コードが外れていませんか?机の下などで見えないところを掃除するとき、うっかりプラグを抜いてしまうことがあります。電池は、使っているうちに消耗し、やがて力尽きます。パソコンの電源が入らないとき、電源コードが壁のコンセントにしっかり差さっている/コードとアダプターがしっかり接続している/コードがパソコンにしっかり差込んまれているかを確かめましょう。
◆ 電池が外れかけていませんか?下の図はノートパソコンの背面です。赤枠の2か所のロックをスライドして電池を外せるようになっています。このパソコンの場合は、黄色の矢印方向にスライドしておき、緑色の矢印方向には指で押しているときだけ電池を外せます。(メーカーによっては異なる方法でロックしているかもしれません)
電池が外れかけていて、パソコンの電源が入らなくなることがあります。パソコンの電源が入らないとき、電池を押し込んでみたりして、きちんと収まっているかを確かめましょう。
◆ バッテリーは自然劣化します。購入後パソコンを使ったことがなく数年たってしまったような場合、バッテリーを装着したままではパソコンを電源をつないでも電源が入らない場合があります。特に、長期間使用しなかったような場合にもこのようなことが起こります。その場合は、バッテリーを外して電源につなげば使用できるはずですが、新しくバッテリーを購入して交換したほうが無難です
パソコン購入後、3年間梱包も解かずに置いてあったパソコンの電池は充電できませんでした。電池に記載された形名を調べてアマゾンなどで購入できるはずです。
逆にパソコンの電源が、いつもの方法で切れないことがあります。そのようなときは、ウィンドウの裏に警告画面が表示されて「はい」「いいえ」のボタンが表示されて操作を待っていないか、もう一度よく確認しましょう。
スタートボタンをクリックしても電源や設定のボタンが表示されないなら、CtrlキーとAltキー、そしてDeleteキーの3つを同時に押して表示される画面の右下に電源ボタンが表示されるはずです。電源ボタンから再起動するとスタートボタンをクリックして電源や設定ボタンが表示されるように戻ることがあります。
最後に、手だてがなくなったら、パソコンの電源ボタンを長押しして電源が切れるのを待ちましょう。
電源コードを引き抜いても、電池があればすぐには電源は切れません。電池がないデスクトップパソコンの場合でも、電源コードを引き抜いて電源を切ることは危険です。電源ボタンを長押しして、パソコンの管理下で電源を切るようにします。
パソコンの電源を入れても、いつもの画面が立ち上がらないとき、次のようにしてみます。
(1)電源を切ります。
(2)パソコンに接続している機器(たとえばプリンターや
外付けハードディスクなど)があればすべて外します。
(3)1分ほどおいてShiftキーを押しながら電源を入れます。
これでいつも通りログインできれば、外した部品や機器が関係しています。
まれに、次のようなことに出くわすかもしれません。
一般に、電源を入れるとメーカーのロゴが表示され、しばらくすると基本ソフトが起動されます。バッテリーや静電気の問題があるとロゴすら表示しませんので、ハードウエアを疑います。ロゴを表示して、その後に立ち上がらないときは基本ソフトが壊れた可能性があります。その場合は詳しい人に対応してもらいましょう。基本ソフトはインターネットからダウンロードして修復したり・入れ直したり出来ます。
Excelで文字入力すると、全角/半角の切り替えが全角になっているにも関わらず Mキーに続いてAキーを押すと mあ と表示する…どうして?と電話で相談を受けました。Wordで同じことをすると正しく「ま」 と入力できるそうです。いろいろやってみましたがお手上げ、相手はレスキューを依頼しました。その結果判明したことは、電源アダプターの間違いでした。ハンディ掃除機の電源コードを間違ってパソコンに接続していたそうです。WordよりExcelの方が消費電力が大きくて電源電圧が下がりExcelで誤動作したのでしょうね…それにしても、パソコンが壊れずに良かったです。