パソコンの電源を切ろうとすると次のような画面が表示されることがあります。
特に、講習会などが終わってパソコンを持ち帰るようなとき、「更新してシャットダウン」を選んでしまうと更新が終わるまでしばらくは電源を切るわけにいきません。
そのようなときは、「スリープ」を選択しましょう。パソコンの電源は入ったままですが低電力状態になり、(バッテリーが健在なら)パソコンを閉じて持ち帰ることができます。家に帰ってから電源コードを接続して電源を入れ「更新してシャットダウン」を選び更新を終わらせます。
Windows Updateは基本ソフトなどを最新の状態に更新する仕組みです。この仕組みが正常に働いていればウィルスなどに感染する確率も低くなります。
「更新の履歴」を見ると、Windows Updateが正常に働いているかどうかの様子がわかります。「更新履歴」は次のようにして見ることができます。
(1)「スタート」をクリック
(2)「設定」をクリック
「設定」ボタンが機能しないとき、スタートボタンの上で右クリックして「設定」をクリックします。
(3)開いた画面で「更新とセキュリティ」をクリック
(4)つぎのような画面が開くので「更新の履歴」をクリック
(5)つぎの画面のように「...正しくインストールされ
ました。」と表示されていればUpdateが正常に働いていると思えます。リストの中にエラーの文字が含まれているものも中にはあるかもしれません。
しかし、連続してどれもエラーになっているときは対策が必要です。そのようなときは、次のようにして解決できることがあります。
トラブルシューティング
(1)「スタート」ボタンの上で右クリック
(2)「コントロールパネル」をクリック
(3)システムとセキュリティ カテゴリーの「問題の発見と
解決」をクリック
注: 下の画像と異なる画面が開いたら画面の右上で
「カテゴリー」を選択します。
(4)つぎのような画面が開くので「Windows Updateで
問題を解決する」をクリック
(5)「次へ」をクリック
(6)「管理者としてトラブルシューティングを実行する」を
クリック
(7)問題の検出が始まり、問題が解決されたかどうかが表示
されます。解決したときはパソコンを「再起動」するとWindows Updateが始まるはずです。Updateが終了したら、この記事の先頭に戻り、更新が正しく行われたかを確認します。
コンピューターを使っていて、しばらくマウスやキーボードに触れないと画面が消えてしまうことがあります。これは、バッテリーの消耗を避ける目的と、席を外しているときに他人に勝手に操作されないようにする目的で、スリープ状態になるように設定されているからです。マウスを動かしたりキーボードを操作すると再び画面が明るくなり、スリープに入る前の状態から作業を再開できます。
ただ、ウイルスチェックプログラムやコンピューターの異常を調べるソフトがハードディスクをスキャンしているようなときにスリープ状態になると、そのスキャン動作は一時中断され、スリープから目覚めたときに再開します。スキャンが中断しないように、つまりパソコンがスリープ状態にならないようにするには次のようにします。
(1)画面左下のスタートをクリックし「設定」を開きます。
(2)「システム」をクリックし「電源とスリープ」をクリック
します。
(3)右ペインで、スリープに入る時間を設定できます。
一般には電源コードをコンセントに接続しているでしょうから、下の画面で赤印をつけた30分とある右側のv印をクリックして「なし」に設定します。スリープの方だけを「なし」にすることでよいのですが、画面も消えないように画面の方の時間も「なし」に設定します。
※電源コードをコンセントにつないでいないときは「バッテリー駆動時」の方を「なし」に設定します。
(4)次のように設定すればスリープに入りません。
(5)スキャン動作が終われば元の設定に戻しておきましょう。
2019年4月にWindows 8.1機をWindows 10にクリーンインストールするとプロダクトキーの入力を求められることなくライセンス認証されました。
Windows 7やWindows 8.1からWindows 10にするには、マイクロソフトが提供するツールをWebサイトからダウンロードし、そのツールを起動してWindows 10をインストールするためのインストールメディアを作成します。
これまでの経験ではインストールメディアで対象パソコンをブートしてWindows 10をインストールすると、Windows 10が立ち上がり使えるようになって、画面右下に「ライセンス認証してください」と表示されました。そこで、通販サイトなどでライセンスを購入し設定/更新とセキュリティ/ライセンス認証画面からプロダクトキーを入力すると正規ユーザーとして認証されるのが通例でした。
ところが、最近のディジタルライセンスを取り入れたパソコンではインストールメディアからインストールし、新しくマイクロソフトアカウントを取得してWindows 10にサインインすると、この記事の冒頭で書いたように、直ちにディジタル認証されます(確認方法はこちら )。「ライセンス認証してください」の表示はされません。ライセンスを購入する必要がなくラッキー!です。
しかし、この件に関してマイクロソフトの見解は次のようです。
・ (このまま使い続けるのは)ライセンス違反である
・ 今後、認証が外れる可能性がある
一方、次のWebページにも関連記事がありますます。
この記事から一部を抜粋します。
(1)デジタル ライセンス は、Windows 10 におけるライセンス認証方式で、プロダクト キーを入力する必要がありません。ライセンス認証済みの Windows 7 または Windows 8.1 から Windows 10 に無償アップグレードした場合は、プロダクト キーの代わりにデジタル ライセンスが提供されます。
(2)(同Webページの別の個所には)プロダクト キーまたはデジタル ライセンスは、相互の代用とすることはできません。
(3)(さらに、事実と異なる記述として)デジタル ライセンスがある場合は、プロダクト キーを入力せずに続行するオプションを選択してください。(インストール作業の途中でこの選択肢は表示されません)
プロダクトキーを購入するつもりでWindows 10をインストールして、ディジタル認証されてしまったた場合、どのように振る舞うべきでしょうか?
・ そのまま使い続け、認証が外れたらプロダクトキーを入力する
・ ディジタル認証されても購入したプロダクトキーに変更する
このどちらも、上記(2)「プロダクトキーまたはデジタル ライセンスは、相互の代用にならない」に抵触すると思えます。
その他の情報源:
・ Windows 10のデジタル ライセンス認証のメリット/デメリット
ディイジタルライセンスの確認方法
Windows 10のインストールが完了したらパソコンをネットワークに接続しておきます。数分もすれば認証状態がわかりますので、次の手順でディジタル認証されたかどうかを確認します。
(1)左下隅のスタートボタンをクリック
(2)「設定」を開く
(3)「更新とセキュリティ」を開く
(4)左ペインの「ライセンス認証」をクリックして次のように表示されればライセンスはディジタルライセンスにより認証されました。
Windows 10の正規ユーザーとして確認され、インストールしたWindows 10を(無料で)使用できます。
Windows 10のスタートボタンをクリックするとスタート画面が開き、電源や設定ボタン、アプリの一覧、そしてタイル画面が表示されます。スタート画面の外でクリックするとスタート画面を閉じることができます。ところが、画面いっぱいにタイルが展開されていて、スタート画面を閉じることができなくなってしまうことがあります。このようなときは「タブレットモード」になっていないか確認します。
画面の右下隅の「通知」ボタン(上の画像の赤丸)をクリックして開く画面で「タブレットモード」がオンになっていないか確かめます。オンならクリックしてオフにするとスタート画面が狭まり、スタート画面の外(上部のデスクトップの背景部分)でクリックしてタイル画面を閉じることができます。
Windows 10は、今は発売されなくなったWindows 10タブレットでも使えるように、このようなスイッチが設けられています。設定→システム→タブレットでタブレットモードが開かないように設定したいのですが、うまく動作しません。