ここで作成する簡易レシピ集にはQRコードを組込んで、詳しい作り方などはWebページに飛んで参照できるようにします。QRコードの作り方とスマホでのQRコードの読み取り方を学びます。
下の図のように、1つの料理を1行にまとめます。①~④の場所を定めるために表を利用します。
【ワードの準備】
(1)ワードの新規白紙ページを開きます。
(2)レイアウトタブの「余白」で「やや狭い」に設定します。
(3)左上隅をクリックしてカーソルを置きます。
(4)ホームタブのフォントで「UDディジタル教科書体」を選択。
(5)フォントサイズを12ポイントにします。
(6)フォントの色を“青、アクセント5、黒+基本色25%”にします。
(7)Enterキーを4回押し、5行分の改行をしておきます。
(8)左上隅にカーソルを戻し、フォントサイズを28ポイントにします。
(9)“レシピ集”と入力します。
(10)ファイルタブの「名前を付けて保存」をクリックします。
(11)「このPC]をクリックします。
この先、QRコードのファイルを保存するので、「簡易レシピ集」用のフォルダーを作って、その中にワードファイルを保存することにします。
図2 ワードファイルを保存する
(12)「その他のオプション」をクリックします。
図3 新しいフォルダーを作成する
(13)「新しいフォルダー」をクリックし、ドキュメントフォルダーに新しいフォルダーを作成します。
(14)フォルダー名を“簡易レシピ集”と入力し、Enterキーを押して確定します。
(15)「簡易レシピ集」フォルダーをダブルクリックして開きます。
(16)ファイル名に“簡易レシピ集”と入力し「保存」をクリック。
【レイアウトのための表の挿入】
(1)「簡易レシピ集」を開きます。
(2)2行目にカーソルを置きます。
(3)挿入/表をクリックし、5行4列の表を挿入します。
(4)すべてのセルを選択します。
(5)ホームタブの段落グループの中央揃えをクリックします。
(6)すべてのセルが選択された状態で、右クリックします。
(7)「セル」タブを開き中央揃えをクリックします。
図4 セル内の垂直方向の文字位置を中央揃えに設定する
ここまでの設定で、セルに入力すると縦横共に中央に配置されます。
行の高さは②の写真の横幅を40ミリとしたときの行高さとします。
最初は罫線を表示させておき、完成時に縦罫線を表示しないようにします。
【レシピの挿入】
インターネットに掲載されている、気になる料理のレシピを集めてみましょう。例として、「A.レシピ集をスマホと共有」で扱ったサイトを集めてみます。
A.カレーパエリア (東芝ライフ)
B. 茄子と厚揚げの照り焼き (Cookpad)
C. たたき牛蒡できんぴら牛蒡 (Nadia)
D. 簡単チャーシュー (NHKみんなの料理)
E. ツナ缶と塩昆布の旨味で~簡単炊き込みご飯 (Rakuten)
ここでは、カレーパエリアのサイトから簡易レシピに転記する手順を示します。
① レシピのタイトル
(1)エクスプローラでドキュメント/簡易レシピ集フォルダーを開きます。
(2)簡易レシピ集.docxをダブルクリックして開きます。
エクスプローラを開き左ペインの一番上の「クイックアクセス」をクリックし、右ペインに簡易レシピ集が表示されているはずです。ダブルクリックすると開きます。右クリックして「ファイルの場所を開く」を選べば、そのファイルがどのフォルダーにあるかが判ります。
(3)ブラウザーでカレーパエリアのページを開きます。
(4)料理のタイトルをコピーします。
(5)ワードに移って、1列目のセルをクリックします。
(6)ホーム/貼り付けの下の小さな▼をクリックします。
(7)A(テキストのみ保持)をクリックします。
レシピのタイトルが入力されました。
② 出来上がりの写真
(1)ブラウザーに移ります。
(2)Snipping Toolを立ち上げ、「新規作成」をクリック。
(3)出来上がりの写真の左上から右下へドラッグします。
写真がクリップボードに取り込まれます。Snipping Toolの画面は閉じても大丈夫です。
(4)ワードに移り、2列目のセルにカーソルを置きます。
(5)ホーム/貼り付けをクリックします。
(6)貼りついた写真の上で右クリックします。
(7) 「レイアウトの詳細設定」をクリックします。
(8)幅の値を40 mmに変更し、OKをクリックします。
高さが40 mmを超えるような縦長の写真の場合は、トリミングして写真がほぼ正方形になるように調整します。
③ 主な材料
(1)ブラウザーに移ります。
(2)材料部分を分量も含めてコピーします。
(3)ワードに移り、3列目のセルにカーソルを置きます。
(4)ホーム/貼り付けの下の小さな▼をクリックします。
(5)A(テキストのみ保持)をクリックします。
(6)主な材料を残し、分量などは消します。
常備されている材料は消し、材料と材料の間にスラッシュ(/)などを入れ、行の高さが40 mm程度に収まるように工夫しましょう。
④ QRコード
(1)ブラウザーに移ります。
(2)レシピのページのURLを選択し右クリックしてコピーします。
QRコードに組込みたいWebページのURLをコピーします。
(3)QRのススメ をクリックして開きます。
Google検索で“QRコード作成”を検索すると作成サイトが幾つか見つかります。“QRのススメ”はその中の1つで、インターネット上のサーバーにあるソフトウエアでQRコードを作成してくれます。したがって、作成されたQRコードのファイルをあなたのパソコンへ、下の(8)でダウンロードします。
ここでは、QRコードに、ホームページのアドレス(URLといいます)を組込みます。別の用途で使うため、QRコードにメールアドレスを組込みたいときは別のサイトにアクセスします。詳細は「年賀状にQRコードを追加する」を参照してください。
(4)ページ中ほどにある「さっそく作る」をクリックします。
図のような画面が開きます。
図5 QRコードにURLを組込む(1)
(5)図5の赤枠で示す「作る」をクリックします。
図6 QRコードにURLを組込む(2)
(6)図6の赤枠で示す「URL」にカーソルを置き、予め入力されている文字列を消してから右クリックして「貼り付け」をクリックします。
上の(2)でコピーしておいたWebページのURLが貼りつきます。
(7)「作成する」をクリックします。
図7 QRコードにURLを組込む(3)
(8)図7のような画面が開くので「保存する」をクリックします。
実際にはインターネットのサーバーからあなたのパソコンへダウンロードします。
図8 ダウンロードフォルダーから取り出す
(9)画面左下にダウンロードしたファイルが表示されます。図8の赤枠で示すボタンをクリックして「フォルダを開く」をクリックするとファイルがダウンロードされたフォルダが開きます。
(10)ダウンロードされたファイルを右クリックして「切り取り」を選び、ドキュメント/簡易レシピ集フォルダに移動して貼り付けます。
ブラウザーによって、また設定によって、ダウンロードされたファイルが保存されるフォルダーは異なる可能性があります。(8)で「保存する」ボタンをクリックしたときに保存するフォルダーを指定できる場合もあります。
(11)ワードに移り、4列目のセルにカーソルを置きます。
(12)挿入/画像とたどり、ドキュメント/簡易フォルダ内の、上でダウンロードしたファイルを選択し、「挿入」をクリックします。
(13)挿入されたQRコードの上で右クリックし「レイアウトの詳細設定」をクリックします。
(14)開いた画面で幅を40 mmに設定し、OKをクリックします。
これで、カレーパエリアの1行が完成しました。2行目以降にも他のレシピを追加してみましょう。 → 他のレシピページ
⑤ 罫線の調整
(1)ワードを開き表の左上隅にある+印をクリックします。
(2)ホームタブの段落グループの罫線ボタンの右の小さな▼をクリックします。
図9 罫線の設定
(3)開いたメニューの一番下の「線種とページ罫線と網掛けの設定」をクリックします。
図10 線種とページ罫線と網掛けの設定
(4)まず、プレビューに表示されている罫線をすべてクリックして消します。
(5)色を「青、アクセント5、黒+基本色25%」に設定します。
(6)線の太さを「1 pt」に設定します。
(7)プレビューの横罫線の上、中、下の3本をそれぞれクリックして表示させます。
これで横罫線だけが表示されるようになります。
色や線の太さを変えたら、プレビューの罫線をクリックして再表示させないと変更が反映されません。
図11 ここまでの簡易レシピ集
QRコードをスマホで読み取ってみる
(A)スマホにQRコードリーダーがあるか?
QRコードを読み取るには、スマホにQRコードアプリがインストールされている必要があります。
iPhoneの場合は、特別なアプリをインストールする必要はなく、カメラでQRコードを撮るとスマホ画面の上部に読み取った内容が表示され、サイトにアクセスしたりメールを出したりできます。以下はアンドロイド・スマホの場合です。
スマホにインストールされているアプリのうち、よく使うアプリのアイコンがホーム画面に表示されています。ホーム画面とは、ホームボタンをタップしたときに表示される画面で、数ページにわたる場合もあります。ホーム画面にQRコードリーダーがなくても、スマホにはインストールされていることがあります。
「すべてのアプリ」を調べてQRコードリーダーがあれば、アプリの上で長押ししてホーム画面にアイコンを表示しておいた方が便利です。もし、QRコードリーダーがインストールされていないなら、GoogleプレイあるいはApp Storeからダウンロードしてインストールします。「qrコードリーダー」で検索するとたくさんのアプリが表示されます。評判のよいアプリを選んでインストールしましょう。
図12 Googleプレイからインストールする(Androidのとき)
(B)QRコードを読み取る
(1)QRコードリーダーアプリをタップして立ち上げます。
(2)画面に表示される枠の中にQRコードが入るようにスマホの向きを調節します。
(3)スマホがQRコードを読み取ると次のような画面が表示されます。
アプリによって、画面は異なります。