お礼の品などに一筆添える「一筆箋」をワードで作ってみます。
スマホでこのQRコードを読み取って手順を表示させ、説明を読みながらパソコンを操作すると便利です。
1
ワードの準備
・ワードを立ちあげて「白紙の文書」を選びます。
・レイアウトタブのサイズで「A4」を選びます。
・レイアウトタブの印刷の向きで「横」を選びます。
・レイアウトタブの余白で「狭い」を選びます。
・レイアウトタブの余白で「ユーザー設定の余白」を選ぶ。
・左右の余白を9.5 mmに変更しOKをクリックします。
余白を9.5 mmにして作成し用紙を3等分すれば、一筆箋1枚の余白が左右均等になります。
図1 ユーザー設定の余白
【ご注意】 一筆箋の裏にも印刷したいとき、この段階で2ページ目を作っておきましょう。1ページ目でクリックしてCtrlキーを押しながらEnterキーを押すとページが追加されます。ここでは1ページ目に一筆箋を作成します。一筆箋(裏面)で裏面の説明をしています。裏面に印刷しないときは2ページ目を作る必要はありません。
2
長方形を描く
画面右下で表示サイズを70%にし、リボンの右端の∧をクリックしてメニューリボンを畳み込むと、画面が広くなり作業が楽にできます。
・挿入タブの図形で「正方形/長方形」を選びます。
(マウスカーソルが十字形になりました)
・十字形カーソルを任意の場所でドラッグして長方形を描く
・①書式タブをクリックして②長方形の高さと幅を入力する
高さ: 180 mm 幅: 80 mm
数値を手入力しエンターキーを押します。数値が179.99などと変わりますが気にしない。
図2 長方形を描き、高さと幅を入力する
3
外形を
整える
・①書式タブをクリックして
・②図形の塗りつぶしで「塗りつぶしなし」をクリック
・②図形の枠線で「青」をクリック
・②図形の枠線で太さを「3 pt」にします。
・枠線をドラッグして全体が見えるように位置を調整する。
この段階では、枠線の全体が見えていれば場所はどこでもOK。
図3 塗りつぶしなし、線の色と太さを決める
4
罫線を
描く
・挿入タブの図形で「線」を選びます。
(マウスカーソルが十字形になりました)
・枠線内で、Shiftキーを押しながら上から下にドラッグする
上から下にまっすぐな線を描く。線の長さは適当で良い。線を選択した状態で…
・書式タブをクリックし右端のサイズで高さを「165」にする
・図3の要領で線の色を「青」太さを「1pt」にします。
・図形の枠線の実線/点線で「破線」をクリックします。
(破線の罫線が1本引けました)
・罫線をクリックして選択しCtrlキーを押します。
(マウスカーソルに+が表示されました)
・マウスの左ボタンを抑えながらもう1本の罫線を描きます
・この操作を繰り返して合計7本の破線を描きます。
図4 こんなコピーの仕方でも大丈夫
5
罫線を
整える
・左端の罫線をクリックして選択します。
・キーボードの←または→キーで左端の位置を決めます。
・同様に、右端の罫線をクリックし矢印キーで位置を決める
・Ctrlキーを押しながらすべての罫線をクリックして選択
・書式タブの配置で「左右に整列」をクリックします。
(罫線が等間隔になりました)
・書式タブの配置で「上揃え」をクリックします。
(各罫線の上端が揃いました。すべての罫線を選択して…)
・ 書式タブのグループ化ボタン(図5参照)をクリックし
・「グループ化」(図5赤印)をクリックします。
(7本の罫線が1個の図形として扱えるようになりました)
選択すると4隅にハンドルが表示されます。その1つをマウスでドラッグして大きさを調整できます。また、選択状態で矢印キーを使って位置を上下左右に微調整できます。
図5 7本の罫線をグループ化します
6
一筆箋を
3枚に
する
(罫線の大きさと位置が決まったら枠線とグループ化する)
・枠線をクリックして選択します。
・Shiftキーを押しながら罫線をクリックします。
(2つの図形が選択されました)
・図5の要領で2つをグループ化します。
書式をクリックしグループ化ボタンをクリック
(一筆箋を3枚作るので…)
・一筆箋をクリックして選択し
・Ctrlキーを押しながらマウスでドラッグして2個目を作る
横方向に適当な位置まで、重なってもよいのでとにかく作る
・同様にして3個目を作ります。
・左の一筆箋の左端を左側のトンボの下に来るように
・右の一筆箋の右端が右側のトンボの下に移動します。
下の図で赤で示す四隅のマークを「トンボ」と呼びます。
図6 一筆箋をコピーして3個にする
(一筆箋を均等に配置するために…)
・Shiftキーを押しながら3個の図形をクリックします。
・書式タブの配置で「上揃え」をクリックします。
・書式タブの配置で「左右に整列」をクリックします。
(3個の一筆箋の上が揃い、等間隔になりました)
・ワードファイルに名前を付けて保存しておきましょう。
7
イラストを検索
・挿入タブのオンライン画像で「花 イラスト」と入力し
・Enterキーを押して検索します。
「バラ イラスト」、「キク イラスト」など好きな花を検索してみましょう。花の名前に続いて“空白+イラスト”とするのは写真を除きたいからです。写真も含めて検索するときは「花」「バラ」「キク」などとします。
検索文字欄に全角文字入力ができなくなったらワードを保存したうえで立ち上げ直します。
図7 オンライン画像でイラストを検索する
8
イラストを調整
・使いたいイラストをクリックして「挿入」をクリックする
・書式タブの文字列の折り返しで「前面」をクリックします
・ハンドルの1つをつまんで画像の大きさを調整します。
挿入した画像が選択されているときにキーボードの矢印キーで貼り付ける位置を微調整できます。
チューリップのイラストを貼り付けてみると、下の図に赤丸で示すような位置にハンドルが表示されます。つまり、キャンバスが絵柄に比べて大きい画像です。画像と同じ大きさのキャンバスにするためには
・書式タブの文字列の折り返しで「前面」にしたうえで、
・書式タブのトリミングボタンの下の小さな▼をクリックし
・「トリミング」をクリックし
・表示される黒いハンドルで不要なキャンバス部分を削る
・その後にハンドルをつまんでドラッグしてサイズを変更し
・キーボードの矢印キーで適当な場所へ移動します。
図8 キャンバスのトリミング
9
線の色・光彩、画像の背景の透明化など
【枠と罫線の色を変える】
・一筆箋の1つを選択します。
・書式タブの図形の枠線で枠と罫線の色を同時に変える。
【枠線に光彩を付ける】
・一筆箋の1つを選択します。
・書式タブのグループ化ボタンをクリックし
・「グループ解除」をクリックします。
・枠線だけをクリックして選択し、
・書式タブの図形の効果の「光彩」を選び
・「光彩の種類」の中から適当な光彩効果を選びます。
【画像の背景の透明化】
花の画像の背景が白で、そのために罫線が隠れてしまうことがあります。背景を透明にするには次のようにします。
・画像をクリックして選択します。
・書式タブをクリックし左の方の色をクリックします。
・開く画面の下の方の「透明色を指定」をクリックします。
・透明にしたい背景をクリックします。
(罫線が見えるようになりました)
図9 線の色・光彩・背景の透明化
10
線の色・光彩、画像の背景の透明化など
【色調を変える】
・色調を変えたい画像をクリックして選択します。
・書式タブの色をクリックして開く画面で
「色の彩度」や「色のトーン」から相応しいものを選ぶ。
【透明度を変える】
・透明度を変えたい画像をクリックして選択します。
・書式タブの透明度をクリックして相応しい透明度を選ぶ