目標 ノートパソコンに付いているカメラで撮影した写真がどこに保存されるかを調べてみましょう。次の順序で説明しています。クリックして興味のある項目をご覧ください。
最近のパソコンにはWebカメラが付いています。ご自分の顔写真を撮影して、その画像ファイルがどこに保存されるかを調べてみましょう。
Webカメラは下の写真の赤丸の部分にあります。パソコンによってはカメラが内蔵されていないもモデルもあります。その場合は、 「Ⅱ.ディジカメから読込む」に進んでください。
テレビや新聞で「インターネットカメラ」を使った盗撮が問題になっています。多くは、街に設置されている監視カメラなどの話ですが、パソコンに内蔵されているWebカメラが盗撮に利用されることもあり得ます。そのようなことにならないように、ウィルスやマルウエアを駆除するセキュリティチェックプログラムを動作させておくこととが必須です。また、パソコンの立ち上げの際にパスワードを入力しないと立ち上がらないようにもしておきましょう。電源を入れたらそのまま立ち上がるのは便利ですが、今の時代、それは危険な状態です。
画面左下隅のスタートボタンをクリックすると「すべてのアプリ」が表示されます。見出し文字A、B、C…の順に区分けされています。見出し文字「か」のところにカメラアプリがあります。
カメラアプリをスタート画面のタイルにピン留めしてないときは、文字列「カメラ」の上で右クリックして「スタート画面にピン留めする」をクリックすればタイルが作成されます。タイルは使いやすいところへドラッグしておきましょう。
カメラアプリをクリックして立ち上げます。
カメラアプリが立ち上がったらカメラに目線を合わせてシャッターをクリックします。シャッターは下の写真の赤丸①で示す部分です。
シャッターを押すと顔写真がファイルとして、どこかに保存されたはずです。どのフォルダーに保存されたでしょうか?ここでは、顔写真を撮影した直後にファイルを探し当てる方法を紹介します。
スマホのカメラで写真を撮ることに慣れている方は、撮った写真が画面右下に小さく表示されることをご存知でしょう。カメラアプリも同じような作りになりました。上図の②の部分にマウスカーソルを移動すると「カメラロール」と表示されます。クリックしてみましょう。
撮影した画像が表示されました。よかった!ファイルが見つかった!
ちょっと待った!
ここで安心してしまったら、これまでと同じですよ。撮った写真を後でワードに貼り付たい時どうします?
実は、2016年にこの記事を書いたときには、撮った写真が保存されているフォルダを比較的簡単に見つけることができました。その後、このカメラアプリは改良(改悪?)され、写真のファイルへたどり着くのが難しくなった代わりに、撮影直後ならコピーして他のアプリに貼り付けることができるメニューが追加されました。スマホの普及からパソコンのアプリの機能も影響を受けたのかもしれません。(2020/1/27)
左上の横3点ボタンをクリックすると下図のようにメニューが開き「コピー」をクリックするとクリップボードに写真が保存され、他のアプリを開いて貼り付けることができます。
ちょっと難しくなりますが、撮影したファイルが保存されたフォルダーを見つけておきましょう。上の画像で開いているメニューの「フォルダーを開く」をクリックすると次のような画面が開きます。
このフォルダーの場所は上図の赤枠を付けた部分に示されています。
Windows > Libraries > カメラロール と表示されています。
ウィンドウが大きいときは
PC > ローカルディスク(C) > ユーザー > xxxx > AppData > Roaming > Microosoft > Windows > Libraries >カメラロール のように表示されます。
このように、写真の保存された場所の表示に Libraries が含まれているとき、写真のアイコンの上で右クリックします。
「ファイルの場所を開く」をクリックすると、下図のようにファイルが実際に保存されているフォルダーが表示されます。
カメラで撮影した写真は、ピクチャフォルダーの中のカメラロールというフォルダに保存されていることがわかりました。私の場合はファイル名は次の様になっています。
WIN_20200126_23_10_18_Pro.jpg
ここまで、カメラアプリからたどってファイルがどこに保存されたかを見てきました。保存されたフォルダが分かりましたので、エクスプローラを使って今撮った写真のファイルを見つけてみましょう。
パソコンの中を調べるときに使うアプリは「エクスプローラ」です。パソコンの画面の下の黒地のバー(横棒)をタスクバーと呼びますが、そこにあるアイコン(下の図の赤丸)をクリックして立ち上げます。
インターネットエクスプローラというアプリがありました。これはインターネットの中を調べるアプリで、ブラウザーの仲間です。今では、特殊な場合を除いて使われなくなったアプリで、その後継アプリがエッジです。インターネットエクスプローラ(IE)とエクスプローラは全く違うアプリです。
エクスプローラが立ち上がったら、ピクチャフォルダーを開いてみましょう。左ペインにある「ピクチャ」をダブルクリックして開いてください。あなたのパソコンでは下図とは異なる場所にピクチャフォルダーがあるかもしれません。文字をよく読んで確かめてダブルクリックして開きましょう。
ピクチャフォルダーを開くとたくさんのフォルダーやファイルがあるかもしれません。その中から、カメラロールフォルダーを探します。
見つかったらダブルクリックすると下図のような画面が開きます。(下図にはファイルが1個しかありませんが、あなたのカメラロールフォルダーにはたくさんのファイルが入っているかもしれません。)
上の図は、フォルダーやファイルを一覧形式で表示しています。アイコンの形式に変える方法はエクスプローラのページを参照してください。上で調べた名前のファイルが見つかりましたか?それらしいファイルが見つかったら、ファイル名の右に表示されている「日付時刻」が撮影した時刻になっているかも確認しましょう。
目的のファイルが右ペインに表示されているとき、そのファイルが存在するフォルダーの位置は上図の赤枠で示すところに表示されます。ここの例では
PC > ピクチャ > カメラロール
となっています。
見つからない!?
カメラロールフォルダーあるいはCamera Rollフォルダーは見つかったけれど、その中に顔写真のファイルがない!という方もおられるかもしれません。その場合はOneDriveの画像フォルダーやローカルディスク(D)などの他のドライブのピクチャフォルダーに保存されたかもしれません(パソコンの設定次第で起こり得ます)。
エクスプローラの左ペインでOne Driveやローカルディスク(D)をクリックして右ペインを調べましょう。ユーザー名の付いたフォルダーの中にピクチャフォルダーあり、その中のカメラロールフォルダーに顔写真のファイルが作成されている場合があります。
顔写真のファイルが見つかったら、ファイル名を分かりやすい名前に変えておきましょう。パソコンが自動で付けた名前は長く覚えづらいので、「Webカメラ画像」などに変更しましょう。
写真のアイコンの上にマウスカーソルを移動して右クリックします。表示されたメニューで「名前の変更(M)」をクリックすると下図のようにファイル名を変更できるようになります。
ファイル名の変更
ファイル名の部分が青く選択されたまま、新しいファイル名を入力します。上図ではファイル名の末尾の.jpgの前の部分を変更しようとしています。(パソコンの設定によっては、ファイル名の末尾に.jpgが表示されない場合もあります。).jpgの部分を「ファイル名の拡張子」と呼びますが、表示されているときには、.jpgの部分が末尾になるように気を付けます。(WIN_20200126_23_10_18_Pro.jpgWebカメラ画像のようにすると誤動作のもとです)
フォルダーの場所とファイル名をもう一度確認しておきましょう。ファイルがOneDriveやローカルディスク(D)など、別のドライブのピクチャフォルダーにあった場合は、PCの部分を読みかえてください。
ファイルの場所: PC¥ピクチャ¥カメラ ロール ファイル名: Webカメラ画像.jpg |
開いた画面をすべて閉じて、もう一度、ファイルにアクセスしてみましょう。
① エクスプローラを開く
② 左ペインでPCの下のピクチャフォルダーをクリック
③ 右ペインのカメラロールフォルダーをダブルクリック
④ これで、Webカメラ画像.jpgファイルにアクセスできます。
下図の赤枠で示した部分に、フォルダーへの道すじ(これをファイルパスとよびます)が表示されています。
PC > ピクチャ > カメラロール とたどるときに、
OneDriveでなく、ローカルディスクDでもなく、PCの…と意識しながらドライブを選ぶように心がけましょう。
ファイルパス
ファイルのアイコンの上で右クリックし、パソコンがそのファイルに行う動作を選ぶことができます。たとえば、次のような動作を選べます。
右クリックして「プログラムから開く」からアプリを選んで開くことができます。そのファイルを開くことができるアプリ(プログラム)の一覧が表示されます。
ワードやエクセル文書と違って、画像ファイルはいろいろなアプリで開くことができます。目的によって、アプリを使い分けることができるようになっています。
右クリックして「プログラムから開く」で表示する一覧には、パソコンにインストールされていても表示されていない場合があります。そんなときは、一覧の下にある「別のプログラムを選択」から一覧に追加できます。
選んだアプリでファイルを開く
「プログラムから開く」で開いた画面で、例えばフォトを選んで開くと素人でもわかりやすい直感的なメニューで写真を編集できます。一方、一覧の一番上のGNU Image Manipulation Program(GIMP)は、より専門的に写真を編集できます。
まとめ Webカメラで撮影した写真は、パソコンが決めた「カメラロール」フォルダーに保存されることが分かりました。
パソコンの中は、フォルダーに分けてアプリやデータが保存されています。フォルダーを探し、保存されているファイルを見つけるアプリは「エクスプローラ」です。
ファイルが保存されている場所は PC¥ピクチャ¥カメラロール のように表示したり、¥を/に変えて、 PC/ピクチャ/カメラロール のように表示します。あるいは、 > を使った表示も見かけます。
ファイルがPCでなく、別のドライブ、たとえばOneDriveに保存するように設定されていることもあります。
ファイルのアイコンを右クリックして、名前を変更したり、アプリを選んで開くことができます。