Windoows 10が最終…というアナウンスを覆して、Windows 11が出ることになりました。多分にコロナ禍でオンラインミーティングが増え、性能の低いPCが加わることでミーティングの品質の低下をもたらすことが顕著になったこともその原因の1つかもしれません。性能の低いPCはWindows 11へのアップグレードができません。一定の性能以上のPCをふるい分けるのがWindows 11ともいえそうです。
私の手持ちのPCすべてがアップグレードできないことが判明しました。そこで、安価にWindows 11を体験できるミニPCを購入してみることにしました。
ミニPCの寸法は約14cm四方・約4cmの高さで、テレビの裏などに取り付けることができる大きさです。つまり、ディスプレイ、キーボードが付属しないコンピューターです。購入したのはDreamQuest ミニPC Celeron J4125 8GB/128 GB Windows 10 Pro Mini デスクトップPCです。Windows 11へのアップグレードが可能な性能を備えています。
VGAコネクターが付いてているのでディスプレイモニターを接続し、とりあえずキーボードとマウスはケーブル付きのものを使いました。LANケーブルを接続し電源ボタンを押してみます。
「問題が発生しました…」と表示されますが「スキップ」をクリックして英文メッセージに従ってWindows 10にサインインを済ませます。
Windows 10 Proがプリインストールされていますが設定ボタン/Update & Security/Activationを見ると「(英文で)…ライセンス認証されていません」と表示されます。日本国外でライセンス認証された輸入品のためなのでしょうか?設定の「Activation」画面の下にある「Change product key」をクリックして購入したライセンスキーを入力し認証されました。
画面表記が英文なので日本語に変更します。設定ボタン/Time & Language/Language画面のPreferred languagesの+をクリックし「日本語」を選択し「Next」続いて「Install」をクリックします。その後Windows display languageで「日本語」に設定します。再起動すると画面表示が日本語になります。
キーボードをBuluetoothで接続し入力してみるとキーレイアウトが違ってます。たとえば、@を入力できません。設定ボタン/時刻と言語/言語とたどって「キーボード」をクリックして「既定の入力方式の上書き」のところで「日本語-Microsoft IME」を選択します。
外部サイトからプログラムをダウンロードして解凍すると、日本語の部分が文字化けしています。設定ボタン/時刻と言語/地域とたどり、画面右の「関連設定」の「日付、時刻、地域の追加設定」をクリックして開いたウィンドウで「地域」をクリックし開いたウィンドウの「管理」タブをクリックして「システムロケールの変更」で「日本語」に設定します。
ミニPCのフタにホルダーが設けられていてSSDやハードディスクを増設できます。増設用のインタフェースケーブルが添付されています。
Windows Updateを済ませると設定/更新とセキュリティ/Windows Update画面に次のように表示されました。アップグレードの案内が届くまで待つことになります。(2021/12/12)
ようやくWindows 11の準備ができた...との通知が届きました。設定/更新とセキュリティ/Windows Updateを開くと次のように表示されています。(2022/1/28)
インストールする前にバックアップをとろうとしていると画面いっぱいに次の画面が表示されました。
アップグレードを拒否するつもりはないけれど、まずはバックアップを...と思いますが残る選択肢は「取得する」だけなので、やむなく「取得する」をクリックし、バックアップ作業を続けました。
バックアップを終わりWindows Updateページを見るとWindows 11のインストールが82%で止まっています。1時間以上待っても進展しないので再起動し、Windows Updateページで更新ボタンをクリックするとWindows 11のダウンロードが始まり(眠っている間に)インストールが終わりました。Windows 10に追加しておいたOfficeやその他のアプリも組み込まれており、バックアップを使っての回復作業は不要でした。
Windows 11はメニューなどの画面表記が細かな点で異なってはいますが、大筋はWindows 10と同じように使用できるようです。