H.5 WiFi Analyzer
Androidタブレットやスマホに WiFi Analyzer というアプリを入れておくと、周辺からのWiFi電波の混入具合や、自分の電波の強さの目安を確認できます。iOSでは利用できません。
WiFiルーターの設定画面の無線設定で、電波チャンネルを変更できますが、このアプリは、空いているチャンネルを探す目的で開発されたようです。電波強度の目安も確認できるので、自分の電波と周辺からの電波の強さを比べることができます。
Androidデバイスで、PlayストアでWiFi Analyzerを検索し、インストールします。アプリを起動すると下の図のような波形が表示されます。隣接するお宅からのWiFi電波が群がる中、我が家のWiFi電波はひときわ高く聳えています。WiFiルーターは１階の天井近くの戸袋にあり、ほぼ真上の２階居室での測定結果です。
この図の横軸が電波チャンネル、縦軸が電波強度です。一番強い電波が我が家のWiFi電波です。このような波形が表示されず、座標だけが表示されるときは、以下をチェックしてみます。スマホによってメニュー項目は異なるでしょうから、内容から類推して探ってください。（普段GPSをオフにしている方は要注意です）
- タブレットやスマホの設定を開く
- 「アプリ管理」を開く
- 「WiFi Analyzer」を見つけて開く
- 「アプリの権限」をタップする
- 「位置情報」がオンになっていることを確認します。
位置情報がオフだと国が特定できず、オンにして日本であることをGPS情報から確認できるようにします。
左の図は、あるお宅の１階に置いたWiFiルーターからの電波を２階の居室で測定したものです。建物の構造から１階と２階の間に電波の遮蔽物があり、このように自分の電波が外来電波と肩を並べていて、インターネット接続は途切れがち、アクセスが「遅い」状態でした。
WiFiルーターと光ケーブル受端装置の間のケーブルを長くして２階居室の真下にWiFiルーターを移動すると左図のように電波強度が改善しました。