ムービーメーカーやVideoPadで作り上げた動画ファイルを、DVDプレーヤーで再生できる形式でDVDに焼き付けます。MP4動画ファイルをDVDに書き込むだけではDVDプレーヤーで再生できません。ここでは、DVDStylerというアプリを使用して映像DVDを作成します。
DVDStylerは、お使いのパソコンのユーザー名やフォルダー名が日本語になっていると誤動作して利用できない場合があるようです。WinX DVD Authorはその点では影響を受けないようです。
DVDStylerは、DVDに複数の動画ファイルを書き込んで、それぞれの動画ファイルを選ぶためのメニューを簡単に作成できるアプリです。しかし、プレーヤーに入れたらすぐに動画が再生されるDVDを作成したいことがあります。ここでは、メニューなしの映像DVDを作成する方法について書いています。
※ DVD Flickというアプリも映像DVDを作成するアプリですが、メニュー作成機能が十分でなく、その後継アプリがDVDStylerといえます。WinX DVD AuthorというアプリはメニューなしのDVDを簡単に作れますが、DVD作成の過程で中間ファイルを作成する必要があります。
ここ をクリックして開いた画面で「ダウンロード」(下図)を見つけます。コンピューターが32ビットのときは下図の赤枠で、64ビットのときは緑枠で示すリンクをクリックします。
お使いのパソコンが64ビットか32ビットかを調べるには
ここ をクリックしてください。「CPUの性能」の末尾で触れています。
一昔前は、ムービーメーカーで映像DVDを作ることができましたが、その後、DVD書込機能が削除されました。映像DVDを作成するためには、今では別のアプリが必要です。
(1)クリックしてしばらくすると、画面下に「実行/保存/キャンセル」のように表示されます。DVDStylerをインストールするので「実行」をクリックします。
(2)「…に変更を加えることを許可しますか」と表示されるので「はい」をクリックします。
(3)セットアップに使用する言語が日本語になっていることを確認して「OK]をクリックします。
(4)セットアップウイザードの開始画面で「次へ」をクリックします。
(5)情報画面で「次へ」をクリックします。
(6)インストール先の指定で「次へ」をクリックします。
(7)プログラムグループの指定画面で「次へ」をクリックします。
(8)追加タスクの選択画面で「ファイル拡張子dvdsにDVDStylerを関連付けます」だけにチェックを入れ、他のチェックを外して「次へ」をクリックします。
(9)「インストール」をクリックします。
(10)「完了」ボタンが表示されればクリックします。
(11)スタートをクリックして開く画面の一番上の「最近追加されたもの」にDVDStylerがあります。右クリックして「スタートにピン留めする」を選びタイルを作成しておきましょう。タイルは便利な位置に移動できます。
(1)スタートをクリックし、DVDStylerのタイルをクリックして立ち上げます。
(2)「ようこそ」画面が開きますが「キャンセル」をクリックして閉じます。
(3)メニューバーの「構成」をクリックしすぐ下に表示される「設定」をクリックします。
(4)下のような画面が開きます。規定の動画形式が「PAL 720x576」になっています。右の小さな下向き矢印をクリックして「NTSC 720×480」に変更します。その右の「4:3」は、書き込む動画が「16:9」が多ければ「16:9」に設定します。この2つの設定は「ようこそ」画面で変更できます。日本ではPAL方式で書き込むことはありません。
(5)OKをクリックして画面を閉じます。
(6)ファイルメニューの「終了」をクリックして一旦DVDStylerを終了します。
この初期化の操作はインストール後に1度やればOKです。
(1)DVDStylerを立ち上げます。
(2)「ようこそ」画面で「NTSC 720x480」が選択されていることを確認します。(もし、PALが選択されていればNTSCに設定しなおします。)
(3)縦横比は、動画ファイルの作成時の値に合わせます。
(4)OKをクリックして「ようこそ」画面を閉じます。
(5)「DVDメニュー用テンプレートを選択」画面が開きます。右下にある「テンプレートを使わない」をクリックします。
(6)次のような画面になります。
(7)上図の左上の「ファイルブラウザー」をクリックして、書き込みたい動画ファイルが入っているフォルダーを探します。
上の画面には、2つの動画ファイルを表示しています。左のファイル名は英語、右は日本語です。DVDStylerのように海外で作られたソフトウエアを使うときは、左の様に英語ファイル名にしておいた方が無難です。(このファイル名の場合、日本語でも正常にDVDを作成できましたが。)
(8)書き込みたい動画ファイルを、左下のVMGMの右にドラッグします。
(9)2つ並んだ左の方のVMGMをダブルクリックすると、次のような画面を表示します。
停止時間を 0 に設定します。
ポストコマンドを Jump title1 に設定します。
OKをクリックします。(下の画像ではOKボタンはプルダウンメニューの下にあります。)
(10)2つ並んだ右の方のアイコンをダブルクリックすると、次のような画面を表示します。
ポストコマンドを exit に設定します。
OKをクリックします。
(11)空のDVDをパソコンに入れます。(書き込みのテストにはDVD-RWが繰り返し使えて便利です。ただし、DVD-RWは家庭用プレーヤーで再生できない場合もあります。)
(12)下の図で赤枠で示す書き込みボタンをクリックします。
(13)次の画面が開くので、「DVDに書込み」が選択されていることを確認して「開始」をクリックすると書き込みが始まります。
(14)かなりの時間がかかり、「終了しました」と表示されればメディアを取り出してプレーヤで確認します。
書込みがエラーになってしまうとき
・ 上の画面にある「書込み速度」を小さくして書き込んでみる
・ 上の画面の「ISOイメージファイルを作成」を選び、DVDは
入れずにisoファイルを書き出す。VLC Media Playerなどでisoファイルを確認して正常に再生出来ればBurnAware FreeなどでDVDに書き込む。
・ パソコンのユーザー名やフォルダー名が日本語であることが影響していないか、エラー情報から判断する。影響していそうなら、WinX DVD Authorなど他のアプリを試してみる。