久しぶりにパソコンを開いてインターネットを見ようとしたとき「インターネットに接続できません」と表示されることがあります。
タスクバーを見るとネットワークには接続しているようです。WiFiに接続していれば次のマークが表示されています。
LANケーブルで接続しているなら、次のマークが表示されていればネットワークに接続しています。
■ ウィルスチェックプログラムの動作中
ネットワークに接続されているのにインターネットに接続できないのは、パソコンがウィルスチェックプログラムでしばらくの間ガードされている可能性があります。しばらく電源を入れたままネットワーク接続を保っておくとつながるようになることがあります。
長い間パソコンをネットワークにつないでいないと、その期間に開発されたワクチンをすべてパソコン内にダウンロードするまで、ウィルスチェックプログラムがインターネットへアクセスできないようにします。すべてのワクチンをダウンロードを終われば、インターネットに接続できるようになります。
■ 別のパソコンを接続した
これまで接続していたパソコンからLANケーブルを他のパソコンにつなぎ変えてインターネットに接続しようとすると、できないことがあります。この場合はルーターとパソコンの電源を切り、1~2分おいてルーターの電源を入れ続いてパソコンの電源を入れます。
サポートが終了したソフトウェアを使いたいときは、インターネット接続を切った方が安全です。サポートが終了すると、プログラムに欠陥が見つかっても修復プログラムが提供されないので、その欠陥に便乗するウィルスなどを取り込んでしまう危険があります。
ムービーメーカーやフォトギャラリーなどはサポートが終了しました。これらをどうしても使用したいときは、インターネットケーブルを抜くか、WiFiを切断します。Windows Live Mailというアプリもサポートが終了したアプリの1つです。インターネット経由でメールを送受信するアプリでインターネット接続を切るわけにはいきません。OfficeのOutlookかWebメール、あるいはThunderbirdなどに乗り換えるほかありません。(ダウンロード済の過去のメールを読み返すだけならインターネット接続を切って使用できます。)
(1)インターネットケーブルで接続のとき
インターネットケーブルをパソコンから引き抜きます。タスクバーの通知領域のネットワークアイコンが下の図のように変わります。
ケーブル接続時
ケーブル引き抜き時
(1)WiFi(無線LAN)で接続のとき
タスクバーの通知領域のネットワークアイコンをクリックして開く画面でWiFiをクリックしてオフにします。ブルーのときWiFiがオン、グレーになればオフです。再びクリックするとオンになります。
WiFiオン時
WiFiオフ時
スマホはモバイルデータ回線でインターネットに接続していますが、スマホで「テザリング」の設定をするとPCを簡単にインターネットに接続できます。必要なものはスマホとPCを接続するUSBケーブル1本です。このケーブルがなくてもスマホから出るWiFi電波を利用してPCとつなぐことができますが、ケーブルを使ったほうが速く、なにより簡単です。
(1)USBケーブルでスマホとPCをつなぐ
USBケーブルはスマホを充電するときに使用するケーブルからアダプター部分を外せれば、そのケーブルが使えます。アダプターが外れない場合はスマホ側のコネクター形状に合うUSBケーブルを購入します。
スマホとPCをつなぎ双方の電源を入れると、スマホに次のように表示するので「ファイル転送」をタップします。
(2)テザリングを起動する
これでPCはスマホを介してインターネットに接続されます。
(3)テザリングの停止
インターネットへの接続が終われば「USBテザリング」スイッチをオフにします。あるいはケーブルを抜けばテザリングは終了します。
(A)パソコンの場合
WiFi接続が何かの具合で切断されることがあります。たとえば、WiFi接続を示す表示が下の図の赤枠で示すようになることがあります。
このようなときは、WiFi接続をやり直してみましょう。
(1)スタートボタンをクリックし「設定」をクリックする
(2)「ネットワークとインターネット」をクリック
(3)左ペインのWiFiをクリック
(4)WiFiスイッチ(赤枠)がオンになっていることを確かめる
(5)「利用できるネットワークの表示」をクリック
(6)自分のWiFiのSSID(多分一番上)をクリック
(7)「接続」をクリック
(8)パスワード(キーコード)を求められたら入力
(9)「自動的に接続」にチェック
(10)「接続」をクリック
「自動的に接続」にチェックを入れておくと、パソコンがその電波を受信すると自動的に接続します。
(B)スマホやタブレットの場合
これまで上手くいっていたパスワード(暗号キーやキーコードとも)を入力しても接続できない場合があります。私の場合は、タブレットの電源を切って、再びオンに(再起動)したら接続できました。
インターネット回線の速度を調べるサイトがあります。
「回線速度測定サイト」で紹介されている
Fast.com
にアクセスして、パソコンをWiFiでインターネットに接続した場合とLANケーブルで接続した場合の回線速度を比較してみました。
(1)WiFiで接続したとき
(2)LANケーブルで接続したとき
このように、WiFiは煩わしい線がついてまわらずパソコンの移動には便利ですが、インターネットの速度はLANケーブルで接続する場合に比べてずいぶん遅くなります。この例ではWiFiのときの速度は有線接続の20%以下になっています。WiFiルーターとパソコンをLANケーブルでつないでも差し支えないなら、その方がインターネット接続速度はうんと速くなることがわかります。あなたの場合はどうでしょうか?
パソコンにLANケーブルを接続してインターネットにアクセスしていて、WiFiがない環境ではちょっと困ることもあります。たとえば、次のような場合です。
WiFi環境がないとき、次の様にしてパソコンからWiFi電波を出すことができます。
これでパソコンから出ているWiFi電波に、スマホが接続されました。この設定はパソコンをシャットダウンすると初期化され「モバイルホットスポット」はオフになります。
WiFiがない環境でも、スマホは「モバイルデータ通信」を使ってインターネットに接続できます。しかし、スマホとパソコンを同一LANに接続したいなどの場合にはパソコンからのWiFi電波が利用できます。
ApowerMirrorアプリを使ってスマホ画面をパソコンに投影し、クイックアシストで外部からスマホのサポートを受ける方法については
チャレンジ/スマホアプリいろいろ/ApowerMirror
を参考にしてください。
パソコンからのWiFi電波をスマホで利用すると、パソコンとスマホを同一LANに接続したことになります。
新聞などの紙媒体に「次のURLにアクセスしてください。www.xxx.com/」などと書いてある場合があります。“www.xxx.com/”の部分がインターネットのアドレスに当たる、URLの部分です。このアドレスを、エッジやChromeを開いて、どこに入力するのでしょうか。
多くの人はYahooやGoogleの検索文字入力エリアに入力されます。これでうまくいく場合も中にはあるでしょうが、正しくは次の図の赤枠内(アドレスバー)に半角で入力します。入力が終わればEnterキーを押すとそのサイトにアクセスします。
URL入力エリア(エッジのとき)
URL入力エリア(Chromeのとき)
メールで送られてきたURLが、下の画像の様に2行になっていて、クリックしても正しく画面が開かないことがあります。
この様な場合は、2行のURLを先頭から末尾まで選択し、コピーし、ブラウザのアドレス欄に貼り付けてEnterキーを押してみると正しくサイトにアクセスできるはずです。
(1)まず、下の画像の様に選択し、選択した上でマウスを右クリックして「コピー」をクリックします。
選択するとき、前後に空白を含めないよう注意して、正確にURLの先頭から末尾までを選択します。
(2)次に、エッジやクロム、インターネットエクスプローラなど、普段使っているブラウザを開いてアドレス欄を確認します。下の画像の赤枠で示す部分がアドレス欄です。クリックして文字をすべて消します。
(3)アドレス欄でマウスを右クリックして「貼り付け」をクリックします。たとえば、次のように張り付きます。
(4)アドレス欄でマウスを左クリックしEnterキーを押すと、URLが正しければサイトにアクセスして正しい画面を表示します。
ホームページを人に教えようとしてURLを貼り付けると長い文字列になってしまうことがあります。これを短縮できるサイトがあります。次のリンクは、短縮サイトの比較を掲載しているサイトです。
その中の1つ、URX.NUを見てみましょう。
長いURLをボックス内に貼り付けて「変換する」をクリックすると短縮された結果が表示されます。ただし、このサイトではURLに日本語が含まれていて、そのために長くなったサイトは変換できない場合があります。
英語のページですが次のサイトでは、そのようなURLも短縮できます。
サイトにアクセスすると次のような画面になります。
① 長いURLを Shorten yout link の部分に貼り付けます。
② Shorten ボタンをクリックします。
インターネットにアクセスするために光ケーブルを家屋に引き込んでいるとき、その光ケーブルが接続されている宅内装置をONU(Optical Network Unit: 光回線の終端装置)と呼びます。この装置の設定を外部から書き換えられてしまうとインターネットにつながらなくなったりパソコンに侵入されたりする可能性があります。
ONUの設定は装置にログインして変更できます。ログインアカウントのパスワードの初期設定では 0000 など簡単な文字列になっているかもしれません。パスワードはONUにログインして変更できます。2015年ごろは4桁でよかったパスワードが、現在2022年時点で変更しようとすると8桁以上で英数字、大文字小文字と特殊記号を含める厳しい条件に変わっていました。インターネット犯罪が横行する時代変化からでしょう。
ONUにログインするには、パソコンでブラウザを立ち上げ取扱説明書に書かれたIPアドレス(下図の赤枠は一例)に入力しEnterキーを押すとログイン画面が開きます。ユーザー名とパスワードはONUを設置したとき知らされているはずです。ログインできると、私の場合はメニューの「管理」を開くとパスワードが変更できました。