ファイルのアイコンの上で右クリックして「プログラムから開く」からアプリが開けると便利です。
ファイルのアイコンをダブルクリックすると、自動的にアプリがファイルを開いてくれます。これは、そのファイルの種別とあるアプリが関係づけられているからで、そのようなアプリを「既定のアプリ」と呼びます。ここでは、ファイルのアイコンを目の前にして「既定のアプリ」ではない別のアプリで開くための設定をします。
たとえば、画像ファイルをダブルクリックすると「フォト」というアプリで画像を閲覧できるとします。今、その画像ファイルを閲覧目的ではなくGIMPと呼ぶアプリで編集したいとします。しかも、GIMPは先ほどインストールしたばかりです。画像のアイコンの上で右クリックして「プログラムから開く」をクリックしてもアプリのリストにGIMPがありません。
図1 「プログラムから開く」にGIMPがない
GIMPをリストに加えるには次のようにします。GIMP以外のアプリを追加する場合は、別の手順になります。また、GIMPの場合でもアプリがバージョンアップされたりすると手順が変わることがあります。
(1)画像ファイルの上で右クリック
(2)「プログラムから開く」をクリック(図1が開く)
(3)「別のプログラムを選択」をクリック
(4)下の方にある「その他のアプリ」をクリック
(5)「このPCでアプリを探す」をクリック
(6)左ペインで「ローカルディスクC」をクリック
(7)右ペインの「Program Files」をダブルクリック
(8)「GIMP 2」フォルダーをダブルクリック
(9)「bin」フォルダーをダブルクリック
(10)「gimp-2.8.exe」ファイルをクリック
(11)「開く」をクリック
ファイルのアイコンの上で右クリックして「送る」を選択すると次のような画面が開きます。
図1 「送る」のメニュー
このメニューに新し項目を追加するには、次のようにするのが便利です。
(1)スタートボタンの上で右クリック
(2)「ファイル名を指定して実行」をクリック
(3)入力ボックスに shell:sendto と入力する
(4)「OK」をクリックする
(5)図2に示すSendToフォルダーが開く
図2 「SendTo」フォルダー
「SendTo」フォルダーにプログラムファイルのショートカットを入れておくと、「送る」でプログラムを立ち上げることができます。
たとえば、スタート画面にピン留めしているアプリ GIMPを「送る」から起動できるようにして見ましょう。
(1)スタートボタンをクリック
(2)GIMPのタイル、あるいはすべてのアプリのリスト
からGIMP2を探し、右クリックして「その他」をクリック
(3)「ファイルの場所を開く」をクリック
(4)開いた画面でGIMP2アイコンを探し右クリック
(5)「ショートカットの作成」をクリック
(6)「ここにショートカットを作成できません...」で
「はい」をクリック
(7)デスクトップにショートカットGIMP2が作成される
ので図2のSendToフォルダーにドラッグ&ドロップする
これで、画像ファイルの上で右クリックして「送る」からGIMP2を選ぶとGIMPが立ち上がりその画像ファイルが開く。
タスクバーに「言語バー」を表示しておくと、読み方が分からない漢字を調べたり、単語登録を調べるときに便利です。タスクバーとは次のようなアイコン群を指しています。
タスクバーに「言語バー」が表示されていないときは、次のようにして表示します。
(1)「スタート」ボタンの上で右クリック
(2)「設定」をクリックする
(3)開いた画面で「地域と言語」をクリックする
(4)関連設定の「キーボードの詳細設定」をクリックする
(5)「入力方式の切換え」で、「使用可能な場合にデスクトップ言語バーを表示する」にチェックを入れる
(7)「✕」をクリックして画面を閉じる
上の図に赤枠で示す言語バーが表示されます。
■ IMEパッド
IMEパッドボタンをクリックすると次のような画面が開きます。読み方がわからない漢字を左の四角に手書きして、右の四角に表示される漢字にマウスをポイントすると読みが表示されます。
■ ツール
ツールボタンをクリックすると単語登録などができます。
文字を入力し漢字に変換する際には、パソコンに登録されている漢字の候補から選びます。ここでは、登録されていない単語(文字列)を登録する方法を説明しています。
(1)言語バーの「ツール」をクリック
(2)「単語の登録」をクリック
(3)登録したい漢字、よみを入力し、品詞を設定します
(4)登録ボタンをクリック
(5)続いて登録するには、(3)を繰り返す
(6)単語登録を終わるには「閉じる」をクリック
「ぱそこんのぱ」のような文字列をPと入力して変換できるようにも登録できます。この場合、「品詞」は「短縮よみ」に設定します。
登録内容の確認・編集
■ 登録した内容は次のようにして確認できます。
(1)言語バーの「ツール」をクリック
(2)「ユーザー辞書ツール」をクリック
■ 登録内容を編集するには次のようにします。
(1)言語バーの「ツール」をクリック
(2)「ユーザー辞書ツール」をクリック
(3)変更したい語句をクリックして選択
(4)「編集」タブをクリック
(5)「変更」をクリックして登録内容を変更する
(6)「登録」をクリック
登録内容のバックアップと読み込み
■ 登録内容をバクアップするには次のようにします。
(1)言語バーの「ツール」をクリック
(2)「ユーザー辞書ツール」をクリック
(3)「ツール」タブをクリック
(4)「一覧の出力」を選択
(5)保存先とファイル名を指定して保存する
これで、登録内容がテキストファイルでバックアップできます。
■ テキストファイルから登録するには次のようにします。
(1)言語バーの「ツール」をクリック
(2)「ユーザー辞書ツール」をクリック
(3)「ツール」タブをクリック
(4)「テキストファイルからの登録」を選択
(5)バックアップしておいたテキストファイルを指定する
(6)「開く」をクリック
これで、テキストファイルから辞書に登録できます。辞書が壊れたときに復元したり、パソコンを新しくしたとき、登録内容を継承できます。
ぱそこんの中に保存したファイルを探すには「エクスプローラ」を開きます。
「エクスプローラ」を開いて、“ドキュメント”フォルダーの、“ぱそこんのぱ”フォルダーの中の…と、フォルダーをたどっていきます。これは、目的のファイルの場所が判っている場合です。どこに保存したか忘れてしまったときに、ファイルを検索するいくつかの方法があります。
(1)最近使用したファイル
ところが、どのフォルダーに保存したか忘れてしまうこともあります。最近扱ったことがあるファイルなら、「エクスプローラ」を開いて左ペインの一番上の「クイックアクセス」をクリックすれば「最近使用したファイル」のところに表示されているかもしれません。見つかったらそのファイルの上で右クリックして「ファイルの場所を開く」をクリックし、どのフォルダーに保存してあるかを確かめるようにしましょう。「最近使用したファイル」からはやがて消えてなくなるからです。
(2)ファイル名で検索
探しているファイルのファイル名が判っている場合は「エクスプローラ」を開いて下の画像の赤枠で示す検索窓にファイル名を入力し「Enter」キーを押します。緑枠で示す「分類」や「プロパティ」をクリックして検索条件を絞ると速く検索されます。
(3)ファイルの中身で検索
ファイルに入力した、特徴のある文字列を覚えていたら「コルタナ」を立ち上げます。
「コルタナ」は音声でパソコンを操るツールですが、文字入力をしてパソコン内を検索できます。しかもファイルの中まで探してくれます(全文検索)。上の画像の「ドキュメント」をクリックし、「なんでも聞いてください」のところにファイルに書き込んであると思える文字列を入力し、「Enter」キーを押します。しばらく待つと、候補のファイルが見つかるはずです。
「ドキュメント」をクリックするとコルタナのウィンドウの右上に「フィルター」が表示され、クリックすると「フォルダー」も検索できます。
(4)インターネットを検索する
インターネットを検索する一般的なツールはブラウザーです。ブラウザーという用語は、インターネットを見るソフトウエアの総称です。具体的には、エッジ、インターネット・エクスプローラ、クロム、サファリ、…などのソフトウェアがあります。知りたいことがあれば、好みのブラウザーで検索サイトにアクセスし、キーワードを入力して検索します。
上の画像はタスクバーの一部を示しています。左から3番目のアイコンがWindows 10から登場したエッジで、昔のしがらみをそぎ落として軽くした ブラウザーです。Webサーバーによっては過去の技術を使ったものもあり、エッジで開いているWebページをInternet Explorerで開き直すことができます。
その右がインターネット・エクスプローラで過去の技術もサポートする ブラウザーです。
さらにその右はChromeと呼ぶ ブラウザーです。gmailやGoogleカレンダー、Google MapなどGoogleのアプリにアクセスするときに利用すると便利です。Windows 10に標準では入っていないのでダウンロードしてインストールする必要があります。
エクスプローラを立ち上げ、左ペインの一番上にある「クイックアクセス」をクリックすると、“最近使用したファイル”を表示するようにしておくと大変便利です。特に奥深いフォルダーに大切に保存したファイルのフォルダーの場所が分からなくなったようなときに重宝します。
しかし、“最近使用したファイル”を表示するようにするには大切な、次のような設定があります。
クイックアクセスの上で右クリックして開く画面
(1)エクスプローラを開く
(2)左ペインの一番上の“クイックアクセス”で右クリック
(3)上のような画面が開きます
(4)一番上の“エクスプローラで開く”の右端の∨をクリックして“クイックアクセス”に設定します
PCに設定されていると“最近使用したファイル”などを表示しません
(5)上の画面の下の方の“プライバシー”の2つのチェックボックスの両方にチェックを入れます
(6)「OK」をクリックします
以上の設定をしたら、何かファイルを開いて閉じます。この後、エクスプローラを開きクイックアクセスをクリックすると“最近使用したファイル”のところに今開いたファイルが表示されます。
● ダブルクリックするとファイルが開きます
● ファイル名の上で右クリックして“ファイルの場所を開く”をクリックすると、そのファイルが保存されているフォルダーを開きます。
フォルダーの位置すなわちフォルダーへの道すじ(フォルダーパス)が分かります。
パソコンの3大要素の1つのメモリーは、私たちが何か作業するときの机に当たります。「机の広さ」が狭いと作業がはかどりません。インターネットを使うようになった初期のころは2 GBのメモリーでも十分でしたが、最近の複雑なWebサイトを見るには4 GBでもサクサクとは動かなくなってきました。ここでは、メモリーを増設する手順をまとめました。
エクスプローラを開いて、左ペインのPCの文字の上で右クリックし、開いた画面の一番下のプロパティを選択します。下の画像で赤枠で示す部分に、実装されているメモリーサイズが表示されています。(画像をクリックすると大きく表示します。)
図1 PCのプロパティでメモリーサイズを調べる
メモリーが増設できるノートパソコンの場合、パソコンの裏を見るとカバーを外せる部分があります。下の画像のパソコンの場合、赤枠で示す小さなカバーがメモリーの部分、大きなカバーはハードディスクの部分です。
図2 カバーを外す
赤丸で示す部分のネジを外すと、カバーが外れます。
図3 メモリーカード押えを開くように外へ押す
両脇からメモリーカードを抑えている「カード押え」の丸印の部分を外へ開くように押すと下の画像の様にメモリーカードが上に上がってきます。
図4 メモリーカードを引き抜く
メモリーカードをコネクターから引き抜くように引っ張るとメモリーカードが抜けます。
図5 品名を読み取る
メモリーカードに表示されている品名を調べます。このカードの場合、品名と思える赤枠部分に「4GB 2Rx8 PC3L-128000S-11-11-F3」と表示されています。
パソコンの形名から、メーカーのウェブサイトで増設メモリの品名と最大メモリーサイズを確認できます。ここでの場合、メモリーの品名は
DDR3-1600 PC3-12800 SO-DIMM、最大メモリーサイズは16GBでした。
ここでは、4GBのメモリーカードを増設して合計8GBにすることにします。アマゾンやヤフオクで品名で検索すると4GBのメモリーカードが見つかります。写真と手元のメモリーカードを見比べて同じものを注文します。
この記事の場合は4GBのカードを増設して合計8GBにしました。すでに実装されているメモリーカードは捨てて新しく2枚のメモリーカードを増設できる場合もあります。最大メモリーサイズについてパソコンの説明書やインターネットサイトで確認しましょう。
メモリーカードが届いたら、図4に示す空きスロットに挿入します。図4に示すメモリーカードと同じ傾斜で新しいカードをコネクターにあて、押し込むようにコネクターへ挿入してカードを押し下げるとカード押さえがカードを両脇からパチンと押さえます。
エクスプローラを開いて、左ペインのPCの文字の上で右クリックし、開いた画面の一番下のプロパティを選択してメモリーサイズを確認します。
図6 増設後のメモリーサイズを確認する
エッジやクロムというブラウザーを立ち上げたとき、好みのサイトが表示されるようにするには次のようにします。
下の手順を始める前に、ブラウザーが開いたときに立ち上げたいサイトのURLをコピーしておくと便利です。
エッジを立ち上げ、右上のハブ(登録済のお気に入りなどを開くボタン)をクリックします。
開いた画面で「設定」ボタンをクリックします。
開いたウィンドウを
① 下の方にスクロールして
②「Microsoft Edgeの起動時に開くページ」を見つけます。
「Microsoft Edgeの起動時に開くページ:」の下の入力エリアの左端にある小さな下向き矢印をクリックします。
①「特定のページ」を選んで、
② 下にそのURLを入力します。あらかじめ、URLをコピーしている場合は入力エリアで右クリックして「貼り付け」ます。
③ 続いて、右にあるフロッピーの形のアイコンをクリックします。
上の画像では、Google検索ページが開くように設定しています。
・ Yahooのトップページを開きたいとき
www.yahoo.co.jp
・ MSNのトップページを開きたいとき
www.msn.com
・ もしかして、ぱそこんのぱ を開きたいとき
pasokonnopa.jimdo.com